〜ラボツアー〜 2004年8月10日(火)、11日(水)、12日(木)
お茶の水女子大学湾岸生物教育研究センター 清本 正人 助教授
 
群馬県立高崎女子高等学校

『ウニの発生、磯採集・同定、プランクトン採集・観察実験・実習』

講義風景
〜概要〜

『1日目』

ウニの発生実験を行った。放卵、放精からの作業を実施し、タコノマクラを中心に顕微鏡で観察した。また夜は、海の生物に関する講義を清本先生からいただいた。

『2日目』
朝から磯採集を行い、採集した生物の同定を行った。午後は船で沖に出てプランクトンを採集した。夜はウミホタルの採集を行い、実験を行った。

『3日目』
1日目に発生させたウニの観察を行った。また、研究室で1ヶ月発生させた、タコノマクラのプルテウス幼生の骨片観察も行った。



〜生徒の感想〜
ウニの観察も3日目ともなると、自分で育てたような気になって、とてもかわいらしく感じた。形もただの丸だったのが、骨片ができて形になり、生き物ってすごいんだなぁと、改めて感じた。また、実験室のたくさんの生き物も見ることができてよかった。触ってみたけれど、それぞれすべて感触が違った。当たり前だが、海にも大量の命があり、ましてや地球にはもっと多くの命がある。人間と同じ1つの命が限りなくある。海も地球も、決して人間だけのものではないんだと思った。3日間、たくさんの命をすぐ近くで感じることができて、とてもいい経験となった。
今までこんなに生き物について詳しく調べたことがなかったので、その生命力や不思議さを、とても強く感じさせられた。初日から観察してきたウニも大きくなって、これからどうなるのか、まだまだ見ていたいと思った。また、磯の生物は種類が豊富で、全てを見ていないし、見れば見るほど、それぞれの生物に引き込まれて行ってしまうようだった。この3日間で、磯の生物の世界に近づけたような気がした。
群馬には海がなく、私はめったに海に行くことがないので、貴重な体験ができるだろうと思い、このラボツアーに参加しました。ウニが小さい幼生から、あのトゲのある姿にまで成長することに、とても驚きました。普段よく目にするウニですが、成り立ちを調べてみると、とても面白いものだなぁ、と思いました。それから、私は「種」くらいしか使う機会がありませんでしたが、「目」や「科」、「属」など、海の生物が細かく分類がされているのにも驚きました。お茶の水女子大学の実験所をお借りして、このような生物に触れられる研修があって、本当に良かったと思いました。
今までウニに興味をもって接したことはなかったが、あのようなギザギザの殻のどこで食べるのか、どのように子孫を殖やすのか、不思議に思っていた。今回実験をしてみて、生命の神秘を感じた。そして新たな興味が湧いてきた。また、細胞分裂の過程は、理科資料等でしか見たことがなかったので、おもしろかった。くびれが増え、少しずつ発生していく様は、ウニのイメージからかけ離れた、美しいものだった。生命の神秘を目の当たりにし、「すごい」としか言葉が出なかった。海洋生物には様々な種類があり、興味を引かれるものがたくさんあった。その中には、未だ正体不明のものも多くあるという。多様な生物に興味をもって、その生態を探ってみたいと思った。
ウニの観察は、日に日に成長しているのが見てとれて、嬉しかった。最終日には、くるくると動き回ったり、様々な突起ができたりと、初めの受精卵とは全く姿が違っていた。また、研究センターにいる海洋生物も、興味を引くものばかりだった。特におもしろかったのは、アメフラシだ。それはもう自然と一体化していた。体面はコケのような緑色の海草で覆われていて、正体を知らされなければ、海草の塊だと思ってしまうだろう。このラボツアーを通して、今まで知らなかった事が明らかになり、より一層生物に興味が湧いてきた。良いきっかけになったと思う。生命の神秘に感動したり、不思議な生物を観察したりと、本当に充実した三日間だった。
実験の様子
磯採集
磯の生物
採集した生物の同定
プランクトン採集
ウミホタルの採集
ウミホタルの発光
ウミホタル
ウニのプルテウス幼生
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