群馬県立高崎女子高等学校 エキサイティング・サイエンスT

2007年12月14日(金)
お茶の水女子大学 分野別講義
お茶の水女子大学
人間を科学する −心理学という学問の魅力− 池田 まさみ 先生
ミクロの世界から情報の世界へ −量子がつなぐ不思議な関係− 北島 佐知子 先生
栄養と遺伝子のはなし 曽根 保子 先生
トポロジー −やわらかい数学− 柳井 佳奈 先生
検索エンジンの仕組みを知って活用しよう 渡辺 知恵美 先生


人間を科学する −心理学という学問の魅力−
お茶の水女子大学大学院 人間文化創成科学研究科 人間科学 准教授 池田 まさみ 先生

■講義の概要
「心」とは何か?
錯視の実験
外の世界と心の世界を確かめる(カニッツアの三角形など)
心理学の研究法
心理学の領域







■生徒の感想
 心理学は、とても幅広く多くの分野に分かれていることを知った。自分が知っている心理学は、臨床心理学というものだったので、この講義を聞いて心理学のイメージが大きく変わった。

 錯視の実験では、普段は気にかけないようなことを発見できました。私たち人間が見ている世界は、全て正しく映っているわけではないのだなと思いました。

 マスコミ等による情報は、何でも信じてしまいがちだが、それは必ずしも正しいものとは限らない、ということに気が付き、今までの自分を振り返ってハッとした。

 自ら考えようとする態度や習慣をいかにして身につけるか、ということが大切なことだと思いました。

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ミクロの世界から情報の世界へ −量子がつなぐ不思議な関係−
お茶の水女子大学大学院 人間文化創成科学研究科 先端融合部門 准教授 北島 佐知子 先生
■講義の概要
・量子論にしたがう世界(量子系)の特徴→重ね合わせの原理
・量子情報の理論「0」「1」で表す(単位:キュービット)
・「量子もつれ」とはどういう状態か→量子的な通信を行う方法







■生徒の感想
 情報というのは存在していないものだという考えがあったので、その伝達に「量子もつれ」や「温度変化」が関わっていることに驚きました。情報を物質ととらえるこの学問を、もっと知りたいと思いました。

 ミクロの世界を見ることはできません。知らないところで量子がはたらき、いろいろな変化や過程を経て、私たちが普段使うメールや電話が機能しているということに感動しました。
北島先生よりコメント
 ここに書かれていることに間違いはありませんが、 当日の主な話題として取り上げた「量子情報」は、量子の特殊な性質を フルに使ったもので、実用に向けて基礎研究が進んでいます。

 ミクロな世界は奥が深く、難しいものですが、それだからこそ研究する価値があるのだと思いました。

 今までで最も難しい講義だった。でもそのぶん得られたものも大きかったと思う。大学や大学院ではこういった専門的研究をしているのか、と思うとわくわくする。
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栄養と遺伝子のはなし
お茶の水女子大学 生活環境センター 研究機関研究員 曽根 保子 先生

■講義の概要
1.お茶の水女子大学の紹介
2.遺伝子について
3.栄養と遺伝子のかかわりあいについて
4.研究の紹介
5.学生さんたちへのメッセージ







■生徒の感想
 栄養素と遺伝子が互いに関わりあいながら体内環境の調節を行っていることがわかった。人間の身体はとても奥が深く神秘的なものだと思った。

 「生きている」ということがすごいことだと思った。1つの受精卵から約60兆個の細胞まで成長して、それらが今の自分を形成していると思うと、遺伝子はすごいものだと実感した。

 現在の私の生活は、何人もの研究者達が膨大な時間を費やした努力の結晶の上にあると考えると、なんて科学は素晴らしいのだろう、と感じる。

 遺伝子、DNA、ゲノムについて、またその違いについてもよくわかった。

 人の役に立つため“実験”を積み重ね、達成感を得て、自分の可能性を広げていける“研究員”という職業もやりがいがありそうだなあ、と憧れを持った。
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トポロジー −やわらかい数学−
お茶の水女子大学大学院 人間文化創成科学研究科 リサーチフェロー 柳井 佳奈 先生

■講義の概要
・トポロジー(位相同型)
 ペレルマンの定理
・理論の説明→実践(簡単な計算など)







■生徒の感想
 トポロジーという学問があることを初めて知った。それのもとが、私でも知っている三角形の合同だと聞き、親近感がわいた。

 「やわらかい数学」とはどんなものか不思議に思っていましたが、図形をやわらかいものだと思って考える、という発想が面白いし、すごいと思いました。

 数学は、与えられた定理を覚えるものではなく、自分から定理を見つける学問だと言うことを実感しました。
 今回の講義の内容を全て理解することはできませんでしたが、理解しようと努めたことで、考えることの面白さを知ることができたと思います。

 数学の不思議さに触れることができた。 
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検索エンジンの仕組みを知って活用しよう
お茶の水女子大学大学院 人文化創成科学研究科 理学専攻 講師 渡辺 知恵美 先生

■講義の概要
1. 検索エンジンの仕組み
広がるウェブの世界・検索エンジンの種類(ディレクトリー型とロボット型)・検索エンジンの構造・アルゴリズムを考える情報科学
2. 検索エンジンの使い方
新しい検索エンジンの開発・紹介 オノマトペ用例辞典(お茶の水女子大学で開発)
3. 情報科学について
お茶の水女子大学の説明







■生徒の感想
 インターネットの仕組みはもっと複雑で難しいものだと思っていたけれど、私たちにもわかるような仕組みで、驚いた。

 想像以上に膨大な数の情報があふれ返っているいることに驚いた。出会った情報は、まず疑いの目を向けることも必要になってくると思った。

 複雑で大変な計算も、私たちがこれから習う数学と繋がっているこだとわかり、もっと丁寧に勉強しようと思いました。

 今まで、インターネットで検索したときどうやってページが出てくるのかとても気になっていたので、今回の講義はとても興味深く、面白かった。仕組みを学んで、使うだけでなく自分で作り出すのも面白そうだと思った。
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