〜ゾウの時間・ネズミの時間・私の時間〜 2005年5月11日(水)
東京工業大学生命理工学研究科
 本川 達雄 教授
群馬県立高崎女子高等学校

講義風景
〜講義の概要〜
 前半は、「女性科学セミナー」実施の意義について、女性ならではの感性・創意といった観点からお話いただいた。また、後半は先生の著書「ゾウの時間・ネズミの時間」でも書かれていた寿命と心拍数との関係について、各動物についてご説明いただいた。

〜生徒の感想〜
今回、とても有名な先生から、ベストセラーにもなって、実際にテストの問題として向き合ったこともある内容の講義を受けることができ、とても貴重な時間を過ごすことができました。今まで科学を根本的なところから考えたことがなく、また「科学技術は生活を豊かにするため」という考えが強かったのですが、「良く生きるための科学」という言葉を聞いて、「なるほど」とその意味を実感しました。自分たちの利益ばかりを考えていると、ヒトとは違う時間を生きる他の生物にとって迷惑になるとは、今まで考えもしなかったことでした。やはり、お互いのことをよく考えながら付き合っていくことは、ヒトとヒトとの間でも、ヒトと他の生物との間でも、とても大切だと思いました。学ぶことが多く、とても充実した時間でした。
今まで私は「科学」というものを、ただ漠然と考えていました。しかし、今回の講義で、本当の意味での「科学」に近づけたような気がしました。そして、この「女性科学セミナー」の重要性も改めて認識することができたと思います。今まではなぜ「女性」という言葉がついているのか、考えたこともありませんでした。しかし、この「女性」という言葉には、今後の科学の発展においての期待が込められているのだと気付き、女性の役割がいかに重要なのかを認識しました。とても内容の深い講義で、もっと聞きたいと思うほど楽しく、興味深かったです。今回の本川先生の講義を胸に、これからのSSH活動に取り組んで行きたいです。
それぞれの生物の寿命が尽きるまでの呼吸数は、おおよそ同じなのに、生物によって生まれてから死ぬまでの時間が違うことが、それぞれの文化の違い、行動する、流れる時間・感覚の違いによるものだ、という説明に、とても納得することができた。だからこそ、ヒトはヒトとして、ネズミはネズミとして、それぞれに与えられた一生の時間をそれぞれのペースで使っていけば、それで良いのだと思った。豊か≠良いことではなく、良く生きるための文化(科学技術)を、ヒトはヒトとして作り、使っていけたら良いと思う。今日は、歌やわかりやすい例を交えて講義をしてくださって、とても楽しく学べた。
講義風景
講義風景
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