群馬県立高崎女子高等学校 ラボツアー


 筑波大学宿泊研修
2006年5月2日〜4日(2泊3日)
筑波大学第3学群 ・ 春日キャンパス
■概要
 5月2日は夜、事前学習会を行い、生徒の意欲を高めることが出来た。
 5月3日〜4日は、参加生徒が以下のテーマにわかれ、実験・実習を行った。
 「燃料電池の製作」
 「立体鏡の製作」
 「実験心理学への誘い」
 「超伝導物質の作成」 
 「都市環境をシュミレーションする」 
 
どのテーマにおいてもまず基礎基本を学び、さらに実際に自分たちの手で実験や実習を行った。

『燃料電池の製作』 システム情報工学研究科構造エネルギー工学専攻 石田 政義 助教授

■生徒の感想

1日目の活動を通して一番強く思ったことは「自分の考えを自分から進んで述べることが大切」ということだった。学校の授業では先生の話や説明を聞くことがメインで、どうしても受け身になってしまいがちだが、研究室ではそれでは通用しないのだと実感した。先生の講義を聞いてわからなかったところは質問をしたり、実験でより良い結果を出すためにはどうしたらよいかについて話し合い、意見を出し合ったりすることで、物事に対する考え方をより深められるのだと思った。

今回燃料電池について学習してみて感じたことは、燃料電池本体だけではなく、水素を生み出したり貯蔵したり、生み出された熱エネルギーを利用したりするプロセスが燃料電池は大変複雑であるということでした。
また、水素やメタノールなどの物質は現在の私達の生活にはなじみがないものなので、燃料電池が普及した場合、どれくらいライフスタイルが変化するのか、ということにも興味を持ちました。

燃料電池の仕組みについては、具体的な構造やイオンなどは知らなかったので、今回大変勉強になりました。特に、白金が分子を原子に分ける働きをすることには驚きました。
改良が進んで、環境に優しい発電方法として燃料電池が普及していくと良いと思いました。
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『3Dコンテンツの作成』 システム情報工学研究科知能機能システム専攻 掛谷 英紀 講師

■生徒の感想
研究室に入り、まず目に入ったのは大きな装置。その前に立つと・・・「3Dメガネをかけていないのに立体映像が見え、顔を動かすと別の角度の映像が見える!」この装置(と似たもの)を作ると聞き、とてもワクワクした。

レンズはめがね、望遠鏡などたくさんの身近なモノに利用されているんだと知って、光のことについて少し興味がわいた。レンズの公式について証明するとき、わかったときは嬉しかった。もっといろいろ勉強したいと思った。
教わったことから更にいろいろな疑問がわいたり、逆に身近な現象が説明できたりしたので、数学や物理の力はすごいなあと思った。

2年生の時に物理学んだ波の分野を多数応用することが出来たのでとても楽しかったし、先生の言っている内容が予想以上に理解できていたので、とても嬉しかった。もちろん何も知らない状態から、徐々に新たな知識を得られるもの楽しいが、自分が学び、理解していることを実際に応用できる喜びはこの上ないと思う。

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『実験心理学への誘い』 図書館情報メディア研究科 椎名 健 教授

■生徒の感想

今回の研修で最も感じたことは、実験に参加したり、その現象などを実際に体験してみることで、難しい現象やはたらきがよりわかりやすくなる、ということだ。これは全ての実験で確かめることが出来た。そして、実験をしてみることの重要性を知ることが出来たと思う。

錯視やネオンカラー効果はとても興味深かった。なぜ描かれていない線や形が見えたり、絵が動いているように見えるのか、本当に不思議だ。

堅苦しい感じではなく、全てに遊び感覚で取り組めたので、とても楽しかったです。試行錯誤だらけで大変だったけれど、回転立体視はとても楽しかったです。透明視はなかなかうまくできず、とても苦労しました。

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『超伝導物質の作成』 数理物質科学研究科物性・分子工学専攻 掛谷 一弘 講師

■生徒の感想

磁石が何の支えもなく浮いているのを間近で見ることは今までなかったので、とても楽しかったです。化学で習ったような“mol”などの単位を使って必要なグラム数を求めたことがすごく印象に残りました。

超伝導といってもはじめは何だかよくわかりませんでしたが、医療機器やリニアモーターカーなどにも使われていて、身近で利用されていることを知りました。

実際に超電導物質の上に磁石を置くと浮くこを見て、感激した。その仕組みも中学時代に学習した電磁誘導の考えでだいたい理解することができた。
自分で超伝導物質を合成することは、けっこう大変で、慎重な作業が要求された。

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『都市環境をシュミレーションする』 システム情報工学研究科社会システム工学専攻 大澤 義明 教授

■生徒の感想

皆の発表を見るのはとても楽しかった。自分では考えられないような修景をしていて、見習いたいなあと思った。
また、発表するのはけっこう難しく、とても緊張した。
これからは景観をただ見るだけではなく、問題点やどう改善するべきかを考えながら見てみたいと思う。

他の人の発表には、それぞれその人にしかない視点があって、とても楽しく聞くことができた。研究はいろいろな視点で調査することが大切だと思うので、他の人との話し合いは大切だということを実感した。
また、作業中に担当していただいた先生の「休むことも大事な修行のうちです」という言葉がとても心に残った。

その町の良いところを残して、よりよく改善できるように考えるのは難しかった。新しくつくられたつくば市もすてきだったけど、よく見ると高崎のいい所もけっこうあることに気がついた。高崎の今まで気づかなかったところに気づけた
ので、この主題を選んでよかったと思った。

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