〜ラボツアー〜 2005年8月10日(水)、11日(木)、12日(金)
お茶の水女子大学湾岸生物教育研究センター長 清本 正人 助教授
 
群馬県立高崎女子高等学校

『ウニの発生、磯採集・同定、プランクトン採集・観察実験・実習』

講義風景
〜概要〜
8月10日(水)
ウニの発生についての講義と実験
磯の生物相の分類、系統についての講義
8月11日(木)
クラゲ・イソギンチャクの刺胞についての講義と観察
磯の生物の採集と観察、同定
ウミホタルの採集と観察
8月12日(金)
プランクトンの採集と観察、同定
ウニの発生の観察(プルテウス幼生の骨片観察)

〜生徒の感想〜
自分の目で、ウニの卵や精子、受精卵、成長過程を見ることができて、嬉しかったです。また、見たこともないウニやアメフラシなどに触れることができて、楽しかったです。大学院生の方が、「大学では、8細胞期を1つ1つ分解して…」とおっしゃっていたのを聞いて、高度な実験にも興味がわきました。
生物学に対する考え方が少し変わった。ウニの発生の「4細胞期」や「8細胞期」などを覚えるのに、今まで抵抗があったが、実験をしながら覚えていくと容易に、そして楽しく覚えられて、今までの抵抗がなくなった。それに、普段の生物の授業では、深く追求できないところまで学習できて、有意義だった。色々な生物に興味を持ったので、自分でも調べてみようと思う。
教科書や図表でしか見たことのない色々な生物を観察するなど、実際に実験や観察ができて嬉しかったです。観察する前は、動物の発生はもっとゆっくりしたものだと思っていたけれど、ウニの受精卵を見て、発生がとても早いのに驚きました。動物の発生だけでなく、植物などの様子も見て、違いを知りたいです。
ウニの発生は、学校でも勉強したところだった。しかし、今回の講義や、何時間もかけて実験をしたことで、ウニの発生について、より詳しくわかり、興味が持てた。自分の手で受精させたウニが、どんどん成長(発生)していくのが、とてもおもしろかった。こんな実験は、普段学校ではできないので、貴重な、良い体験ができたと思う。私は、海の生物について全く知らなかったので、新しく知ることばかりで、驚くことがたくさんあった。
私は、プランクトンについて全くと言っていいほど知りませんでした。それに、プランクトンについて知る機会もなかったので、とても良い機会となりました。何も知らなかったので、講義を受けただけでは、プランクトンを見ても、どの類なのかわかりませんでした。それに比べて、清本先生や大学院生の方々は、すごいと感じました。私ももっと学びたい、知りたいと思いました。今回の講義によって、だいぶ自分の世界が広がったと思います。
プランクトンは目に見えないほどの小さな生物だと思い込んでいたので、浮遊している生物のことで、クラゲもプランクトンに入ると聞いて驚いた。形や種類も数多く、様々な動き方をしていた。ウニの最終観察では、プルテウス幼生まで成長していて、発生過程をしっかり確認できたのでよかった。小さいながらも体の仕組みがしっかりしていて、元気に動き回り、生命の強さを感じた。偏光板を使った観察では、違う角度から幼生の体の仕組みを見ることができて、おもしろかったし、とてもきれいだった。3日間、海の生物について観察をして、まだまだ知らない生物の世界があるのだと勉強になった。
「プランクトン」と言えば、小さいミジンコのようなものを思い浮かべていた。それが、今回「プランクトン」の定義は「浮遊物である」ということで、「大きさ」によるものではないということを知った。中でも、浮遊物に含まれるクラゲ、特に大きなエチゼンクラゲと人間の写真を見た時は、私の中で「プランクトン」のイメージが180度変わってしまった。この定義はしっかり覚えておきたい。また、ウニの骨片の観察では、偏光照明の原理について感銘を受けた。サングラスを通すと、太陽光をさえぎりつつも周りは見えるという、謎が解けて良かった。これをきっかけに、身近なところにあふれている「なぜ」を、もっと見つけられたらいいと思う。
講義風景
講義風景
磯採集
磯採集
採集した磯の生物
採集した生物の同定
ウミホタルの採集
観察の様子
観察の様子
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