群馬県立高崎女子高等学校 エキサイティング・サイエンスT

2005年1月24日(月)

 〜二つの科学革命〜
   京都大学大学院人間・環境学研究科 大澤 真幸 助教授

講義風景
〜講義の概要〜
 「二つの科学革命」と題して、17世紀の科学革命成立の背景と、
20世紀の科学革命について講義をいただいた。「ニュートンの万有引力の法則発案」を導入とし、17世紀の科学革命は当時のコモンセンスの上に成立したもので、絵画の世界での遠近法や宗教改革と同じパラダイムから思考した成果であることを、視覚教材を用いて解説した。また、二つの科学の狭間に生まれた量子力学についても触れ、「学問」の在り方という根本的な問題への思索を投げかけた。

〜生徒の感想〜
科学について考えるのに、宗教や経済、芸術などが深く関係しているのを知って、意外だった。だが、科学は常にその世界、世の中、社会、時代のコモンセンス(常識)に影響されているのだから、古代から人間の関心の中心だった神や宗教が、科学に強い影響を与えているのだという話を聞いて、「なるほど!」と思った。
今回のお話を聞いて、身の周りにある現象が、科学に大きく関係しているのだということが、改めて良くわかった。ニュートンが、リンゴが落ちるのを見て考えたように、科学というものは身の周りの現象を見て、その原理をつきとめていくもので、そう考えるとすごくおもしろく感じた。また、私が美術の時にあたり前のように使っていた遠近法も、科学が大きく関係していて、科学革命(17世紀)の頃から始まったということを知り、驚いた。資本主義や科学、宗教、遠近法など、何も関係のなさそうなものも良く見て行けば、みんな根本で複雑に関係しあっているのだとわかった。私は科学が変化すると、結果として社会が変わるなうな気がしていたので、科学で変化が起こるということに、背景として社会変化などが大きく影響していると聞いて、とても不思議な感じがした。
講義風景
講義風景
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