群馬県立高崎女子高等学校 エキサイティング・サイエンスT

  〜音楽と最先端技術〜
日本大学芸術学部 川上 央 専任講師   


 生徒たちにとって身近な存在である音楽も、その多くは電子技術に依存していることを前提とし、19世紀から現代に至るまでの科学技術と音楽についての講義をしていただきました。
講義風景
講義風景
講義風景
講義風景
講義風景
1.
オーディオの歴史
純粋な生演奏に限られてきた音楽が、いつ頃から記録されるようになったのか。エジソンの蓄音機から、現在のDVDまでの流れについての講義。


2.
アナログとデジタルの違い
アナログ…
声を出すと声帯が震える。その震動の波形をそのまま記録。耐久性はないが20000Hz以上の音もカットされないので気持ち良さが持続。(温泉効果)
デジタル…
音の震動の波形を0か1の数値に置き換えて記録。耐久性・モバイル性があり、ノイズもない。人間に聴こえない範囲の音はカット。


3. 音の物質量
音高 … 周波数(Hz)
音価 … 時間(s)
音量 … デシベル(dB)
音色 … スペクトル
時間的変化 … エンベロープ
例えば、電話で「もしもし…」と言ってわかるのは、スペクトルで判断しているから。スペクトルによって聞きやすいか聞きにくいかなども変わってくる。

(生徒によるデモンストレーションも行いました。)


4.
ユニバーサルデザインへの音の利用
ある音で、共通のサインを全ての人にわかるような形で伝える。
(例)音で左右を感じ分ける。トイレの場所を音で感じる。


〜生徒の感想〜

普段、特に意識せず、友達としゃべったり、歌を歌ったりしているわけですが、音の身近な最たる例の”声”にあらためて着目してみると、音色のサーモグラフィのようなものや、自分の声が、即、パソコンを通して違う楽器に置き換えられたりと、様々な調査や試みが行われていることがわかり、とても興味深かったです。
初めはあまり講義内容に関心が持てなかったのですが、実際に川上先生の話を聞いたら、とてもおもしろくて、どんどん引き込まれていきました。
また、実体験もする事ができよかったです。口の開け方ひとつで全くと言っていいほど違う結果がでていて驚きました。部活で先生がはっきりと口を開けてと言っていた意味がよく分かりました。今度からは、きちんとした発音で発声し、向上して行きたいです。
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